塩の種類について


『塩』と申しましても、様々な種類がある事はみなさん既にご存知かと。

現在、購入できる塩は1000種類あると言われています。何処で採れたのか、どうやって採ったのか、そしてどうやって作ったのかなどなど、粒の大きさやミネラル含有量や色や味や…数えればキリがありません。

そんな中で、あなたはどんな『塩』をどうやって選択していますか?

2~3種類とかを、料理に合わせて使っています!とか、信頼している医師や本やお店や、インフルエンサー的人物が紹介していた身体に良い塩を使っています!とか、これまた様々な方がいますよね。

私も『塩』は数種類を楽しんで使い分けています。天日塩にこだわってる?国産にこだわってる?

答えはNO。

「楽しんで」選び、「楽しんで」使っています。これ、おすすめです。

じゃ、どうやって「楽しんで」いるのか、これから数回に分けて『塩』について語りたいと思います。

とは言え、奥深いのですよ『塩』は。

なので、いつか【 『塩』の講座 】なるものの開催に向けて、予習と感じて頂ければ良いかな?なんて思いつつ。

今日は販売される塩のパッケージに「原材料名」として記載される、[岩塩][海(水)塩][湖(水)塩][温泉水]について。

これは「食用塩の表示に関する公正競争規約」に基づいて表示されます。

原材料は生産工場に持ち込まれた原料の最初の状態を指しています。

とは言え、この「食用塩の表示に関する公正競争規約」ってのも、ちょっとふわっとしている所があり(言葉悪くてごめんなさい)、「しお公正マーク」というものを食用塩公正取引協議会の審査委員会が規約に合致していると認めると商品に付けることが出来るのですが、マーク自体の有無は義務じゃないし、無くても販売できちゃうという所があります。

『塩』だけではないのですが、実は調味料の一部は国の「財源」としての位置を持っていたこともあり(そこのところがちょっとだけ話すと長くなるので、やめておきますw)、こうゆう協議会とか、審議会とか、いろいろと縛りがある様子です。もちろん先述の「食用塩の表示に~」と言うのは、消費者の利益を守るために製造・販売関係事業者が自主的に定めたルールなので、間違いはありませんのでご安心ください。「自然塩」「天然塩」「ミネラルたっぷり」「健康に良い」「最高級」など、誇大宣伝や優良誤認を防ぐための表示ルールなので、商品のパッケージや宣伝力に惑わされずに『塩』と向き合うことが出来るようになった!と考えれば、ありがたい話なのです。

と、また話が逸れましたので軌道修正を。

[岩塩]は有名なところでは「ヒマラヤ岩塩」かな。ピンクの岩塩と言えばわかる方も多いかも知れませんね。

岩塩のほとんどは、塩湖が地下に沈み、長い時間をかけて塩が岩の様に結晶化した物です。鉱物の様に採掘される事が多いです。しかし、ヒマラヤ岩塩はちょっと異なり、3億8千万年前の海水が地殻変動で大岩塩層になった元海水塩である事が現在分かっています。3億8千万年前と言えば、まだ人類は誕生しておらず、地球上に初めて樹木が誕生した頃と言われています。大きな氷河期が明けて地球上初の地上樹木の誕生…そんな時代の…『塩』を食べられるなんて凄くないですか!!

[海水塩]これは、日本では一番なじみのある塩ですね。しかし世界で製造される塩の3分の1弱程度であり、実は少数派。

海水を太陽熱や風力により水分を蒸発させたり、煮詰めて濃縮させたりして製造します。その製造方法にも色々とありますが、これはまた今度ご説明を。

[湖水塩]あまり馴染みはないかも知れません。でも、人間がぷかぷかと浮かぶ「死海」はご存知の方も多いかと思います。塩分濃度が高い湖なので、この湖水から塩を作ります。それから鏡の様な美しい映像で有名になったウユニ塩湖等があります。湖自体が塩田の様な役をする湖もあるんですよ。

[温泉塩]これもあまり一般的には馴染みはないかも知れません。でも温泉大国の日本でも作られています。塩化ナトリウムを含む温泉「塩化物泉」「食塩泉」とも呼ばれる、日本で一番多い泉質で高い保湿効果が人気の温泉がその塩の源。で、その温泉地のお土産等で販売されていることがあります。旅先で探してみるのも楽しいかも知れません。

と、まぁ大きく分類できる原材料から『塩』の説明をざっくりと。。

味も見た目も違うんですよ。色もピンクは有名ですが黒や茶色や黄色…食べられないけど青も!

これだけでも、楽しいかも??って思ってくださるとうれしいなぁ…

それでは、この続きはまたいつか…


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